LED 照明の肝 ~ LED 素子以外が実は重要~
1.電源回路は長寿命?
LED照明は、長寿命というイメージが強い商品です。
しかし、本当にLEDと言うだけで照明器具は長寿命なのでしょうか?答えはNOです。
LED(発光ダイオード)という半導体素子自体は、-20℃では半永久的に発光するというデータがあるように長寿命と言えます。
しかしながら、特殊な素子を例外として、現在のLEDは、AC(交流電流)100Vまたは200Vを電源回路にてDC(直流)に変換し、LEDに流し発光させています。
実は、この電源回路こそがLED照明の寿命に大きく関係しているのです。
電源 → AC(交流) → 電源回路 → DC(直流) → LED(発光ダイオード)
2.電源回路はコストを落としたい部分
現在LED照明に限らず、パソコンやTVなどの家電製品のACアダプター等は、海外メーカーによる製品がほとんどです。
しかし、製造する側としては、この電源回路部分のコストを出来る限り落としたい部分でもあります。海外メーカ(台湾等)に委託しているのは、コストを出来るだけ落とすことにあります。
3.電源回路の寿命が短い?
LED照明に関しても、製造コストを落とすために工場は海外(中国等)で行なわれているケースが多いです。
特に、アッセンブリ(組み立て)を専門とする物の場合、電源回路の設計は技術的に劣る場合が多く、電源専門のエンジニアもいないケースも少なくありません。
オークションで取引されているような低価格のLED照明や、仕様書やテストシートなど、詳細資料がない製品は購入しないほうが良いでしょう。
4.仕様は明確にする
LED照明を購入する前にできれば、使用されている電子部品のチェックをしたほうがいいでしょう。
仕様が明確にされている日本製・アメリカ製、最低でも韓国製・台湾製の部品に交換するようにすると良いでしょう。