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磁気の影響 ブラウン管とは異なり磁気の影響を受けない。

サイズ ガラス基板2枚で挟み込む構造の液晶と違い基板は1枚であり、加えてバックライトが不要であるため薄型化が可能とされる。 発光層の保護のための封止層が課題であるが、無機および有機の薄膜を用いたべた封止方式が開発されており、 これによって将来は封止層が必要無くなるともいわれている。

フレキシブル プラスチックなどの基板を使った、柔らかくて折り曲げることができるディスプレイの試作品が発表されている。 しかし、プラスチックシートを基板に使用すると酸素などを透過して発光体を劣化させ、寿命を短くしてしまうため、 製品化には、フレキシブルな封止層、あるいは封止が不要な技術が必要となる。

寿命 発光体の有機物は通電及び酸素や湿気の影響により徐々に劣化して輝度が低下する。 この問題は発光体の研究と空気から遮断する封止技術により急速に改善されてきており、 最新の各社製品では10000時間~30000時間といったモバイル機器には十分な寿命を確保できる水準に達してきている。

コスト 原理的には液晶ディスプレイより単純な構造が可能であるため、液晶ディスプレイより製造コストが下がる事が期待されている。 発光層の膜厚はTFT薄膜デバイスより薄い為、パーティクルの削減が重要な課題となるであろう。

大型化 大型化するとドット落ちや全体の均質化などの問題により、歩留まりが悪化する。 また、大型化で課題の多いパッシブ駆動を避けてアクティブ駆動を採用するためには、多数の製造技術と大きな設備投資が必要になる。 液晶の大型化と同様、着実な不良原因の解析と対策が必要になると思われる。

有機EL市場 有機ELを利用したディスプレイは、厚さがミリメートルサイズ以下の超薄型ディスプレイの製造も可能であり、 現在の薄型テレビ(液晶やプラズマディスプレイなど)に代わる次候補のディスプレイとして、 現在その市場は年間約50-70%で成長している。2012年には市場規模が1兆円を超えると言われており、 日本、韓国、ドイツの化学企業、電気家電企業、印刷企業を中心に積極的に実用化に向けた開発が進められている。

[編集] 主な製品化 小型ディスプレイとしての製品化が進んでおり、デジタルオーディオプレーヤー、携帯電話への採用が増えている。 テレビやパソコン用などの大型ディスプレイについては、 2007年10月1日にSONYが表示装置に有機ELパネルを採用した薄型テレビ「XEL-1」を12月1日に世界で初めて発売すると発表をした。

2001年10月 NEC、FOMA N2001携帯電話端末のメインディスプレイにパッシブ駆動方式有機ELディスプレイを搭載。

2002年5月 ドコモ・富士通、携帯電話端末F504iのサブディスプレイに、東北パイオニア製パッシブ駆動方式4色カラー有機ELディスプレイを搭載。

2002年06月 山佐、パチスロネオプラネットXXに、透過型単色有機ELディスプレイを搭載。

2003年3月 コダック、LS633デジタルカメラに5.5インチアクティブ駆動(低温ポリシリコンTFT駆動)フルカラー有機ELディスプレイ搭載。

2004年8月 コダック、携帯ビデオ、テレビ端末用にアクティブ駆動方式フルカラー有機ELディスプレイをOEM搭載。

2004年9月 ソニー、PDA「クリエ PEG-VZ90」にアクティブ駆動方式フルカラー有機ELディスプレイを搭載。

2005年3月 ソニー、デジタルオーディオプレーヤー「ウォークマン」にパッシブ駆動方式フルカラー有機ELディスプレイを搭載。

2006年 BenQ-Siemens、携帯電話端末S88のメインディスプレイにアクティブ駆動方式フルカラー2インチ有機ELディスプレイを搭載。


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