Refuse Derived Fuelの略で、ごみ固形燃料と訳す。主に家庭から排出されるごみを破砕・選別後に圧縮、成型し、減容して燃料化したもの。このプロセスの違いによってさまざまな種類のRDFが存在する。貯蔵しやすい、運搬しやすい、そのため広域収集がしやすく大型プラントでの一括処理ができる--などの利点があげられ、90年代中盤にはダイオキシン対策の急先鋒として注目された。しかし、RDF化してもダイオキシンの発生が確実に抑制されるわけではなく、また、生産量に見合う利用先を確保しないとさばききれず、一部でRDFを埋立処理しているなどの問題点も指摘され、普及に足踏みがかかっている。