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自律分散型マネジメントシステム

20世紀のビジネスにおける競争はいわば物量戦であり、多量のリソースを投入できる大組織が競争優位性を持った。組織の構造はいわゆるピラミッド型であり、経営者の指揮命令のもと、大多数の従業員は組織の歯車として動いていた。 これに対して21世紀のビジネスは“知恵の戦い”となる。ここでは、1人が考えて99人が従う組織よりも、100人全員が知恵を使う組織の方が強い。 例えばヤマト運輸の「セールスドライバー」は、単なる運転手ではない。彼らは自分で考えてマーケティングを行う権限と責任を持っている。また牛角(レックス・ホールディングスが展開する焼肉チェーン)の従業員は、単なる配膳係ではない。お客の気持ちを察知し、お客を楽しませる知恵を絞ることが、彼らには求められている。このような事例は「氷山の一角」に過ぎない。多くの産業分野で、個人の知恵を生かせる企業の競争力が高まっている。 20世紀は個人が組織に従属する時代であった。しかし、21世紀のビジネスでは、個人が組織に対して優越する。個人の知恵を生かすためには、従業員や現場へのエンパワーメント(権限委譲)が必須だ。今後の企業のマネジメントシステムは、中央集権型から自律分散型に転換していくであろう。 今回は21世紀に勝つビジネスモデルについて、その基本的方向性を提示した。次回以降の連載では、ビジネスモデルにおけるイノベーションの先行事例を紹介していく。

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