RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、レイドと読む) とは、ディスクアレイの代表的な実装形態で、主に信頼性の向上を ねらって用いられるものである。 ハードディスクはその構造上、年月とともに故障する確率が上がるほか、 様々な原因で突発的に故障することがある。貴重なデータを失うリスクが 常にあり、それを回避する方策としてRAIDと、バックアップが主に用いられる。 RAIDは、大容量データの高速処理や耐障害性の向上を必須要件とする大規模な サーバやワークステーションに用いられていたが、近年、小規模サーバやパソコ ンにも普及しつつある。また、汎用的なサーバやパソコン以外の、特定目的に製 造されたコンピュータ機器にも用いられる。 装置という語句を用いるが、これはRAIDが取り付けられる機器(つまり、サーバ ・ワークステーション・パソコン・その他の機器)の総称を意味する。