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feed 機内の迷惑行為がSNSで「大炎上」した米女性、大胆露出で「セクシー系右派インフルエンサー」デビュー (2024/4/28 7:00:00)
<飛行機内での人騒がせな行為が動画で拡散して有名人となっていたアメリカ人女性が突如、保守的な政治姿勢を示してSNSで話題に> ティファニー・ゴマスと言えば、2023年7月にアメリカの飛行機内で「騒ぎ」を起こし、その様子を撮影した動画が拡散・炎上して悪い意味で一躍有名人になった女性だ。そのゴマスが今度は、保守的な政治姿勢をSNSで明らかにした──しかもド派手なビキニ姿で。ただ、この赤と青のビキニには「インフルエンサー」として第一歩を踏み出した彼女の「主張」が込められていたようだ。 ■【写真】SNS動画が大炎上した「迷惑客」女性、なぜかド派手なビキニ姿で「右派インフルエンサー」に転身 テキサス州の不動産開発業者だと名乗るゴマスはもともと、2023年7月にアメリカン航空のフライトに搭乗した際に騒ぎを起こし、有名になった。その様子を映した動画を見ると、テキサス州ダラス・フォートワース国際空港発、フロリダ州オーランド国際空港行の機内で、ゴマスが中央通路を大股で歩きながら、叫び声をあげている。 ゴマスはこう叫んでいた。「あたしが(飛行機を)降りるのには理由がある。それに、みんなが信じようが信じまいが、あの2人は(NGワード)だよ。言っておくけど、うしろにいる(NGワード)たちは本物じゃない」 ゴマスは、数日後に空港警察の資料によって身元が特定されると、動画を公表して謝罪。自らの行動は「まったく受け入れられないものだった」と述べた。 「気が動転していたか否かにかかわらず、私は自分の感情をコントロールすべきだった。そして、あのときはコントロールができていなかった」とゴマスは述べた。「悪態をつく必要はまったくなく、搭乗していたみなさんにお詫びしたい。特に、乗っていた子どもたちに申し訳ないと思っている」 ゴマスが着た赤と青のビキニが意味することとは? そのゴマスが4月17日、今回は異なる理由で、ソーシャルメディアの注目を集めた。X(旧ツイッター)に、「Conservative Dad's Ultra Right Beer(保守的なオヤジのウルトラ・ライト・ビール)」の缶を手にした写真を投稿したのだ。このウルトラ・ライト・ビールは、「Wokeを100%排除したアメリカンビール」を自称している(Wokeは、人種差別やジェンダー、LGBTQ、社会問題などに対して目覚め、配慮する人を指すスラング)。 ウルトラ・ライト・ビールは2023年に、バドワイザーの「バドライト」に対する不買運動がきっかけとなり、保守派のあいだで人気が急増したビールだ。バドライトの不買運動が起きたのは、TikTokの人気者でトランスジェンダーのディラン・マルバニーを広告に起用したためだった。 ===== そして17日の投稿でゴマスは、ウルトラ・ライト・ビールのブランドロゴがプリントされたビキニを着用した。つまり、彼女の赤と青のビキニは、星条旗をイメージしたウルトラ・ライト・ビールのデザインをベースにしたものだったということだ。 ゴマスは、Xに投稿した写真に、こんなキャプションをつけている。「この投稿で、どれくらいたくさんの人をイラつかせちゃうかな......」。記事執筆の時点では、表示回数が350万回を超えている。 この投稿に対し、Xユーザーからは大きな反響が寄せられている。写真のもつ政治的テーマに反発するユーザーがいる一方で、ゴマスの姿勢を称える声も上がった。 ゴマスは、自分に対して好意的なコメントの多くに「いいね」をつけた。たとえば、こんなコメントに「いいね」をしている。「MAGA(『米国を再び偉大に』という、ドナルド・トランプ前大統領のスローガン)の女性は、リベラルの女性よりもセクシーだね」 反発も生じており、あるXユーザーはこうコメントした。「右派は必死なあまり、機内で精神的に参って大騒ぎした女性に頼んで、ゴミみたいなビールを宣伝してもらい、『リベラルを動揺させようと』している。そんなことをしているから負けるんだ」 ゴマスも、自身が投稿した写真が原因で生じたSNS上の争いに参戦した。「残念だけど、私は何も宣伝していない。ねえ、ウルトラ・ライト・ビールさん(@ultrarightbeer)、ここにいる間抜けたちが何か言いたいようだから、話題を提供してあげようよ」 本誌が、ウルトラ・ライト・ビアのM・セス・ウェザーズ最高経営責任者(CEO)にコメントを求めたところ、以下のような返事があった。(ゴマスは)「当社から広告料を得てはいない。美しい女性たちはおのずと、私たちのブランドに魅力を感じるのだろう」 実はゴマスは3月の時点で、元大学競泳選手のライリー・ゲインズが全米大学体育協会(NCAA)相手に訴訟を起こしたと発表した際に支持を表明している。この訴訟は、トランスジェンダーに関するNCAAのポリシーを、ゲインズをはじめとする女子競泳選手たちが「女性への差別だ」と批判して起こしたものだ。 ゲインズはXへの投稿で、「私は15人の大学競泳選手とともに、NCAAを訴える。私たち選手は、女性になりすました男性のせいで、選手権や記録で敗れ、選手登録枠を奪われた」と述べている。 ゴマスが飛行機内で騒動を起こした理由は? 昨夏、ゴマスの機内でのふるまいが広く知られたあと、ダラス・フォートワース国際空港警察は文書のなかで、騒動が起きた理由は、彼女(ゴマス)が「ある家族を、自分のAirPodsを盗んだと非難して言い争いを始めた」ことだったと述べた。 ===== 7月2日の苦情申し立てには、こう書かれている。「その後この女性(ゴマス)は、この航空機は安全ではないと言い出した。そして、きっと行先までたどり着けないから航空機を離陸させたくないと主張し始めた」「こうした主張があったため、客室乗務員は、同機を再点検する必要性があると考えた。航空会社のマネージャーの説明では、この乗客の搭乗を拒否し、待合エリアまで移動するよう求めたという」 ゴマスが最終的に航空機から降りた後、米運輸保安庁(TSA)の職員が到着し、航空機全体の検査を実施することとなった。職員がやってくると、ゴマスは「取り乱し」、機内に戻ろうとしたようだ。そして、当局者と話をするよう求められると、それを拒否した。 「航空会社のマネージャーはゴマスに対し、口頭で不法侵入を警告し、ゴマスの搭乗は拒否されたため、保安区域から出る必要があると説明した」と当局は述べている。だが空港当局の措置にもかかわらず、ゴマスは、保安区域から移動させられてからも、何度もTSA検査場を通り抜けて、搭乗エリアに戻ろうとしたという。 ただ、この騒動を巡ってゴマスが正式に逮捕されることはなく、身柄が拘束されることもなかった。 (翻訳:ガリレオ)


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