水力エネルギー
水力エネルギーのほとんどは発電に利用されています。また水力エネルギーは水車の動力としても使われています。
世界のエネルギー消費量のわずか2.6%が水力エネルギーの占める割合だとされています。
大きな発電所を作る場合にはダムの問題をはじめ、周辺地域の環境破壊が懸念されます。
水力エネルギーって?
水力エネルギーは大切な国産エネルギーで、昔はエネルギーの大半が水力エネルギーでした。
しかし、オイルショックがきっかけとなり、原子力を中心にエネルギー源が偏らないようにした結果、日本の水力発電の割合は10%以下になってしまいました。
そんな中、現在では、新たに違った発電法が発明され始めており、再び水力エネルギーに注目が集まってます。
水力エネルギーの長所と短所
水力エネルギーの最大のメリットは、利用する際、二酸化炭素が発生しない非常にクリーンな自然エネルギーであることです。
また、永久的利用が可能であるともされており、貴重なエネルギーです。
逆にデメリットとしては、大規模な発電をする際、近隣の川や森林など自然を破壊し建設を行なわなければならず、ダムの建設においては、村の方々にも影響が出てしまう問題もあります。
また、発電コストが高いのもデメリットです。
水力発電の特徴
水力発電は、エネルギー密度が高いため、小さな発電システムでも大きな出力を得られるのが特徴とされています。
水力エネルギーは太陽光や風力エネルギーとは異なり、安定した運転をするため、24時間、1年中の利用が可能です。
数メートル程度の落差の水流なら、1世帯分の電力を作ることも可能であるとされています。
発電のしくみ
水力発電は、位置エネルギーと呼ばれ、高いところから低いところへ流れ落ちる水の力を使って発電機をつないである水車を回すことで、電気を起こします。
こうして造られる電気は、水の量が多いほど、流れ落ちる高さ(“落差”)が大きいほど、増えていきます。
日本にあるダムの多くは、洪水調節や水不足に備えて水を貯めているということ以外に、水を少しずつ流し、水力発電に使用されています。
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