環境教育とは?
大気汚染、水質汚濁、騒音、振動などの公害による環境問題や80年代から表面化した酸性雨、地球温暖化などの地球全体の環境問題を教育で取り上げ、青少年にその原因・実態・防止策などを認識させ、環境問題の重大性を意識させるための教育をいいます。
環境問題が生物、健康、経済、法律、行政、医学などの諸領域に広範な影響を及ぼしているため、その教育も学校教育においては、生活科、社会科、地理歴史科、公民科、理科、保健体育科などの多くの教科で取り扱われています。
当初その教育は公害教育とよばれ、その時代の社会的課題として行われていましたが、その後、公害現象は環境問題の一つとしてとらえられるようになり、80年代後半には、環境を汚染したり破壊したりする諸現象を取り扱う環境教育に組み込まれました。
環境教育では、環境問題の認識、具体的な解決策の提案、環境に対する倫理のあり方まで拡大して取り扱われています。
主な取り組み
1998年(平成10)の学習指導要領改訂により、新たに「総合的な学習の時間」が設けられ、横断的、総合的な学習を行うことができるようになりました。
この時間において、環境教育や環境問題の学習を行う学校が増えてきています。
主な取り組みとして、ごみ問題を地域の空き缶集めから取り上げ身近な環境問題に取り組むようにしている。
また、環境に対する青少年の意識を高め、環境やその問題に関する知識・理解、態度・関心を深め、自然環境、社会環境など人間にかかわる環境に対して責任ある行動をとることができるように指導しています。
結論として
このように、環境問題は、誰もが考えなければならない時代にきている。「企業や団体がやるから、自分はやるのが面倒くさい」ではなく、一人一人の協力により、地球が救われます。
今、人間社会を豊かにする為には、人間と自然が共存ることが必要であることを忘れてはいけません。
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